人通りの少ないラーメン店がLINE友だち10,000人に到達したファン マーケティングとは!?(ラーメンステーションいおびじょん新大阪編)

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2023年1月から11月の1年未満でフランチャイズ加盟店を含めて6店舗にまで拡大しているラーメンステーション。

これほど急速なスピードで店舗展開を進めている飲食業界はかなり少ないのではないでしょうか。

このスピード感は、店舗展開の基盤となる0号店が軌道に乗っているからこそ成せたといえます。今回は、こちらのラーメンステーションいおびじょん新大阪をモデルに、私たちが心がけた3つのポイントをご紹介します!

人通りは皆無?オフィス街 新大阪駅周辺の実態

ラーメンステーションいおびじょん新大阪は、JR新大阪駅から徒歩10分と文面上では駅からのアクセスが非常に優れた立地に位置し「2ヶ月に1度名店の味が入れ替わる」というコンセプトを初めて実装したラーメン店です。

新大阪駅は乗降客数1日平均167,771人(2022年)と西日本でも特に利用者の多い駅で、その周辺といえば昼夜問わず賑やかな印象を抱く方も多いかと思われます。

しかし、新大阪駅から徒歩5分圏外に差し掛かると一気に人通りがなくなり、夜は写真のように薄暗い道路が続いているのが実状でした。

オフィスに向かうサラリーマンの往来も期待されましたが、朝も人通りはまばらで6時から8時の2時間で周辺を通った人の数はたったの20人程度。(※自社調べ)

飲食コンサルからもこの立地から見込める月商は50万円程度(1日 2〜3万円)と言われていたほどです。そのため、当初は大幅な利益を出すというよりも、赤字にならない程度に本社のお膝元で研修や試作の調理を行う場所としての機能さえ保てば及第点と考えており、店舗の売上に大きな期待はしていませんでした。しかし、様々な施策を試してみると驚く結果となりました。

次項では、このようなオフィス街立地の死角に直面したラーメンステーションいおびじょん新大阪がどのような経緯で現在の集客力を獲得したのかについてお答えします。

集客力獲得の秘訣①:今までにないコンセプトで話題性を生む

では、上記のような立地でどのように集客力を爆発させるか。

そこで注目したのは「他のラーメン店にはない独自性」です。

「2ヶ月に1度、全国の名店の味が入れ替わる」という前代未聞のコンセプトは、立地に左右されることなく名店の味を楽しむことができ、2ヶ月周期でラーメンが入れ替わることからお客様にとっていつまでも飽きのこないラーメン店としての地位を確立しました。特に本店1店舗しかないお店の誘致にも力を入れており、京都一条寺の超名店”麺屋極鶏®の鶏だく®”が来た際には、大行列が毎日続くほどでした。

今までにないコンセプトを掲げていると自ずと興味をお持ちになったお客様に話しかけていただく機会も増えます。そこで、ラーメンステーションではホスピタリティを徹底し、直営店・フランチャイズ問わず接客を通して「また来たい!」と思っていただけるお店づくりを心がけております。

このように、飲食店経営の経験はなくとも、地方創生・ブランディングに力を注いできた株式会社IOBIだからこそ地域の抱える問題に着目し、世代問わず不動の人気を誇る日本の国民食であるラーメンと地域を繋ぐ新たな架け橋として、これからも拡大を続けてまいります。

集客力獲得の秘訣②:イベントの開催で安定した集客

さらに、オフィス街周辺に店を構えた飲食店が抱える大きなデメリットである土日祝の集客の落ち込みも、思わず足を運びたくなるようなキャンペーンを開催することで、解決に導きました。

こちらは、ラーメンステーション公式LINEの友だちが10,000人を突破したことを記念し、実際にラーメンステーションいおびじょん新大阪にて開催されたイベントです。

常設ラーメンである「らーめん 香澄」の「魚介旨塩ラーメン」を先着100名様に無料で提供いたしました。

こちらのキャンペーン時は開店前から行列ができ、ランチタイムに到達する前にラーメンが売り切れ、大盛況となりました。

イベント開催前に、店舗外にポスターを貼ったり、LINEやSNSなどで盛大に告知したことも成功の要因であったといえます。ラーメンステーションいおびじょん新大阪の立地の特性上、客層はサラリーマンや若い世代の方が集中していたことから、スマホ上で得ることのできる情報に力を入れて宣伝することもまた、イベント集客の秘訣です。

このような施策のもとラーメンステーションいおびじょん新大阪は、以前はバーとして使われていた月商50万円程度(1日 2〜3万円)の予想だった立地において、1日平均6万円~8万円で月商180〜240万円規模の店舗へと成長しました。

現在も新聞や雑誌、テレビなど媒体を問わずメディア各方面からの取材依頼が舞い込んでおり、ラーメンを通した地方創生を担う0号店として確かな一歩を踏み出したといえます。

まとめ

ラーメンステーションいおびじょん新大阪は、好立地でなくともお客様の興味を惹く施策やSNSの強化を行いながらスタッフのホスピタリティを向上させ、プロジェクトそのもののファンを増やすことで、店舗拡大を実現することができた事例です。

今後も、様々なストーリーを持つラーメンステーションの裏側の情報をお届けいたしますのでお楽しみに!

店舗情報

店名:ラーメンステーションいおびじょん新大阪

所在地:〒532-0005 大阪府大阪市淀川区三国本町1-6-23 IOBI新大阪ビルディング1F

アクセス:大阪メトロ御堂筋線「新大阪」駅より徒歩約10分

営業時間:11:00~14:30 17:00〜21:00

定休日:12/24(日)は昼のみ営業、12/31(日)~1/3(水)は休業

Instagram:https://www.instagram.com/ramenstation_shin_osaka/

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